まだ世界は美しいのだから

毎日が退屈だ。

同じことの繰り返し。エクセルシートに並んだ数列。消え入りそうな声の朝の挨拶。

書類に判子を押すたび、私の人生はこんな風に積み重なって行くのかという恐怖がつのる。

 

けれど、毎朝通勤のときに見る空は美しい。

晴れやかな冬の青空を見ると、世界は美しいのだと思う。

世界が暗いんじゃない、私が暗い世界を選択しているのだと。

いつの日か、冬の青空のように、私の世界も明るくしてみせる。