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バイト帰りに時間を持て余して、図書館をぶらぶらしていたら見つけた。どこかで聞いたことがある題名と思ったら、研究会の人が卒論で使用していた本だった。「怒り」の作者の人だ、と気づいた。
何てことない当たり前の時間でも、その時間が過去になってしまえばそれはいつかは「当たり前」ではなくなる。過去の「当たり前」と現在の「当たり前」にはいつだってゆるやかなずれがある。
過去にあの選択をしていたらこうであっただろうという仮想の自分と、今を生きている自分。こんな風に、わたしたちはみんな、気づかぬうちにふたつの時間を生きている。でもきっと現実ってそんなものなのよね。現実は選択の積み重ねでできてるんだから。